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8年ピアノレッスンに通ってくれた緑園都市からお越しの生徒さん
横浜市旭区南万騎が原徒歩7分アンピアノ教室赤松靖子です。
新年度が始まってそろそろ1か月。
環境に慣れてきた方も、まだなんとなく馴染めないような方ももうすぐゴールデンウイークですね。
ちょっと一息つけるでしょうか。
今日は緑園都市から毎週15分くらい歩いて通ってきてくれた生徒さんとの最後の日までを振り返ります。
出会ったのは年中さんのとき。
最初はお母さまと歩いて通ってくれました。小さな頃は、30分近くかかった日もあったでしょう。
お天気の日も、雨でも、寒くても、暑くても。。。毎週土曜日10時はMちゃんが8年間。
この4月は、会えないことを自覚するのに時間がかかりました。
Mちゃんは、無口で、でも、とっても元気で、照れ屋で男前な女の子。
「ピアノって、たくさん練習してもなかなか思い通りにひけなくて、そんな自分がいやになった」
コロナ渦、オンラインレッスンになってしまったとき、発表会の曲を練習していると突然泣き出したことがありました。
オンラインなので、困ったことを今でも思い出しますが、あの時泣いてしまった理由をこう話してくれたとき
「先生も同じ気持ちによくなるよ!」
同じ気持ちを分け合えて嬉しかったことを思い出します。
動物が大好きで、学校で飼育委員をやったり
無口だと思っていたら、放送委員にもなったり
おてんばでよく怪我をしていたり(苦笑)
つかみどころがないけれど、なんかいつも優しいオーラがあって
6年生、最後のクリスマス会では司会を頼めば快く引き受けてくれて
お友達と一緒に演奏するハンドベルの練習では、ムードメーカーで
とても頼りにしていた私です。
お母さまは最後まで、ピアノを続けてほしい!言ってくださっていたようですが、本人の意思も固く先月お別れしました。
最後に演奏した曲は、2022年の発表会、作曲コーナーで石川亮太さんがMちゃんの作品をアレンジしてくださった
「わたしと猫フクの別れ」
おばあちゃんが飼っていたネコが空に旅立った時の気持ちを曲にしたものです。
そのおばあちゃんも、昨年旅立たれたそうで・・・
ネコ、おばあちゃん、ピアノ教室
3つのお別れが重なり、涙のお別れとなりました。
この曲を弾き終わった後の、あの、優しい空気はずっと忘れません。
そして、うれしいお手紙もいただきました。
レッスンの日々を感謝してくれて、ありがとう。
今頃、吹奏楽部に入部して、サックスパート、ゲットできているといいな・・・
Mちゃんと出会えて、私も8年間楽しかった!!元気でね。