ブログ
【音楽✖️ICT】GarageBandを使って音楽を学ぼう
4月から月1回、音楽を学ぶこととiPhone標準搭載アプリGarageBand(無料)の使い方をコラボレーションした3回講座が6月16日に終わりました。
3回目の「好きな音探そう」では、これまでの学びを生かして短い曲を作ることに挑戦してもらいました。
当日の様子はこちらのnoteにまとめていただきました。
皆さんが楽しそうに取り組む姿を拝見しながら、この講座を依頼された時に浮かんだ心配やプレッシャーから解放されてホッとしました。
講座の対象者が楽器経験がない子どもから大人まで、幅広い年齢層であること。
音楽の学び+アプリが使えるようになる。(ICTラボなのでこちらが本来は先ですね)
これらの目的を達成するための指導案作りは前例がないので正直大変苦労しました。(常に頭にあって離れないという大変さ)
しかも、3回で…
今の時代、なんでも「すぐできる」「目から鱗」そんな謳い文句でSNSにはわかりやすい様々な『How to」動画を見かけます。
私もお料理はよく見ます。
NHK元解説者のわかりやすい政治の話、芸人さんのマネーの話、歴史を紐解く話
「なるほどー!」と、引き込まれてしまうような動画は溢れかえっています。
そういったものを見慣れている人がほとんどの今
私がどんなに頑張って考えて楽しくなるような指導案を作っても叶うわけがないのです・・・
そして、音楽は中でも一番『すぐできない』『すぐわからない」
つかみどころのない、わかるまでに時間がかかるもの
そして、それは自分で掴むもの
だからこそ、芸術家は一生かけてそれを探し続け表現し続けているのではないかという考えを持っている私ですから
この講師役として自分はふさわしくないし、荷が重いなとお断りしました。
でも…
チャレンジしたくなる、音楽について伝えたい自分もいて
今回はサポートしてくださる若い先生もいらしたのでお引き受けし、頑張った3回でした。
ある生徒さん(万騎が原からお越しの小学四年生君)はこの講座が楽しい!と言ってくれて、家で自分なりに考えてアプリを使って知っている曲を打ち込み楽しんでいるそうです。
きっかけを作ってあげたことで、どんどんのめり込んでいくなんて素晴らしい成長ですね。
小学校の音楽の時間にGarageBandを利用して作曲体験を子ども達にさせてあげれば良いのにな…
数年先にはそうなる日が来るなか?学習指導要項が変わらないと難しいとは思いますが、今に世の中がついてくることに期待します。
3回通して内容が盛りだくさんすぎたことは反省すべき点でした。
もっと自由に作る時間が持てたらよかったのですが、どうしてもいろんなこと伝えたくなってしまって、、、なので、教室内で今回の内容を掘り下げたグループレッスンを企画しようと考えているところです。学び続けるうちにきっと、どんどんわかるようになり、音楽から離れられなくなる生徒さんが増えることを心から願っています。
余談・・・
今回、地域の音楽教室の先生が「暇だったからきちゃった」と”途中”から入ってきて参加されました。
最後にご自身のイベントの宣伝をして帰られました。
有意義な時間を過ごしていただけたでしょうか?
8年ピアノレッスンに通ってくれた緑園都市からお越しの生徒さん
横浜市旭区南万騎が原徒歩7分アンピアノ教室赤松靖子です。
新年度が始まってそろそろ1か月。
環境に慣れてきた方も、まだなんとなく馴染めないような方ももうすぐゴールデンウイークですね。
ちょっと一息つけるでしょうか。
今日は緑園都市から毎週15分くらい歩いて通ってきてくれた生徒さんとの最後の日までを振り返ります。
出会ったのは年中さんのとき。
最初はお母さまと歩いて通ってくれました。小さな頃は、30分近くかかった日もあったでしょう。
お天気の日も、雨でも、寒くても、暑くても。。。毎週土曜日10時はMちゃんが8年間。
この4月は、会えないことを自覚するのに時間がかかりました。
Mちゃんは、無口で、でも、とっても元気で、照れ屋で男前な女の子。
「ピアノって、たくさん練習してもなかなか思い通りにひけなくて、そんな自分がいやになった」
コロナ渦、オンラインレッスンになってしまったとき、発表会の曲を練習していると突然泣き出したことがありました。
オンラインなので、困ったことを今でも思い出しますが、あの時泣いてしまった理由をこう話してくれたとき
「先生も同じ気持ちによくなるよ!」
同じ気持ちを分け合えて嬉しかったことを思い出します。
動物が大好きで、学校で飼育委員をやったり
無口だと思っていたら、放送委員にもなったり
おてんばでよく怪我をしていたり(苦笑)
つかみどころがないけれど、なんかいつも優しいオーラがあって
6年生、最後のクリスマス会では司会を頼めば快く引き受けてくれて
お友達と一緒に演奏するハンドベルの練習では、ムードメーカーで
とても頼りにしていた私です。
お母さまは最後まで、ピアノを続けてほしい!言ってくださっていたようですが、本人の意思も固く先月お別れしました。
最後に演奏した曲は、2022年の発表会、作曲コーナーで石川亮太さんがMちゃんの作品をアレンジしてくださった
「わたしと猫フクの別れ」
おばあちゃんが飼っていたネコが空に旅立った時の気持ちを曲にしたものです。
そのおばあちゃんも、昨年旅立たれたそうで・・・
ネコ、おばあちゃん、ピアノ教室
3つのお別れが重なり、涙のお別れとなりました。
この曲を弾き終わった後の、あの、優しい空気はずっと忘れません。
そして、うれしいお手紙もいただきました。
レッスンの日々を感謝してくれて、ありがとう。
今頃、吹奏楽部に入部して、サックスパート、ゲットできているといいな・・・
Mちゃんと出会えて、私も8年間楽しかった!!元気でね。
10年近く通ってくれた横浜市旭区さちが丘からお越しの生徒さん
横浜市旭区南万騎が原徒歩7分アンピアノ教室赤松靖子です。
今日は初夏のような気温ですね。寒いより暖かい方が好きなアン先生なので、こういう日は心も軽やか!
さて
先月卒業された10年近く通ってくれた生徒さんとの思い出を今日は書いていきます。
(二人分)
出会ったのは彼女が4歳になって半年くらい経った夏休み中だったことを覚えています。
4歳でピアノは早いのか、ちょうどよいのか、迷うところですがお会いしてみないことには・・・
とお電話でお話した上で体験レッスンへお越しいただきました。
お母さまは下のお子さんをおんぶして、毎週レッスンに自転車に乗せてレッスンも同伴で
40分(当時は30分コースはなかった)そばで熱心にレッスンを聞いてくださって、お家でもしっ
かり復習させてくださる、とても理解ある方でした。
ひと月あけて、お友達もご入会。
お母さま同士も仲良しで、ピアノレッスンに熱心で、私はこのお二人のおかげで指導者としてたくさんのチャレンジをさせていただきました。
小学1年生で、仲良く二人ともかわいこどものピアノコンクールにエントリー。
二人とも、何か賞をいただいた記憶が💦(努力賞だったかな?)
全員いただけるわけではないので、とてもうれしかったことは覚えています。
その後、ピティナピアノステップには継続5回表彰されるほど毎年参加。
ピティナコンクール、ブルグミュラーコンクールにも参加して、東京大会で銀賞をいただきました。
楽器店での指導セミナーが盛んな時期と重なり、ありとあらゆるセミナーに私も参加して猛烈に指導法を勉強していたころでもあります。
懐かしい!
教室の生徒さんも30名近くいらっしゃって、大変だったけれど活気もありました。
頑張ることができたのも、支えてくださる生徒さんのおかげ。
お別れの日は、二人が最後に連弾した「マリーゴールド」をソロにアレンジして演奏。
そのほか、発表会で弾いてくれた「幻想曲」モーツァルト
春畑セロリ先生作曲の「晴れたら海辺で」「星の香り、風の色」
をメドレーで演奏しました。
二人ともこーんなに大きくなって、私は挟まれて小さい(笑)
小さな指で一生懸命ピアノの練習をしてくれたあの横顔
嬉しそうに合格シールを貼った姿
得意な絵を描いてくれたり
トライアングルを必ず鳴らしてから帰ったり
コンクールに向けてコツコツ練習ノートを交換しましたね。
たくさんのありがとうを込めて、弾きました。
実は2人とも、ピアノ以外での活躍が素晴らしくて!
これからはそちらの方面でさらなる飛躍を遂げることと思います。
将来どんな人に成長していくのか、これからも応援したいと思っています。
8年間ピアノレッスンに通ってくれた東戸塚のピアノ男子君
横浜市旭区南万騎が原徒歩7分アンピアノ教室赤松靖子です。
桜が満開ですね。
この素晴らしいタイミングに新しい生活が始まる皆さん、おめでとうございます🌸
3月、当教室を卒業された生徒さん達は新しい環境の中で毎日ドキドキ、ワクワクしているのかな?
今日は先月お別れの挨拶をした生徒さんたちのことを思い出しながらブログを書いています。
一人目は・・・小学校1年生の夏にママと体験レッスンへ来てくれた東戸塚にお住まいの生徒君。
お母さまはピアノの先生、お父様も音楽の先生という音楽一家で、体験レッスンの日は私もやや緊張していたことを今でも思い出します。
ピアノの先生であるお母さまが私を先生として選んでくださったことを光栄に思いながらも
私だからこそできるピアノレッスンをご提供できるよう、お子様の個性を見極め、得意なことを伸ばしていくレッスンにたどり着くまで数年かかりました。
ーーー
やんちゃで、お調子者で、野球チームに入ったり、スポーツも得意な男の子らしい面もありながら
とても繊細な感性を持っていることに気づいたのは小学校3年生くらいでしたか・・・
ピアノの発表会で選んだ曲がきっかけで、彼の隠れた一面を感じ、そこから私のレッスンをガラリと変えたことを今でも覚えています。
ハーモニー(響き)を感じてもらうコードネーム奏法
そして、耳の良さを生かした「駅メロ」耳コピレッスン
この時間を入れたことで、どんどん音楽にはまっていく!そんな姿を毎週感じました。
レッスンの初めは、まずどこかの駅メロ耳コピを披露してくれることから始まり
そのうち、それが「コナン」というアニメの映画主題歌の耳コピーに変わり
最後は、それを自分で楽譜に起こす
そんなすごい音楽大好き男子に成長してくれました。
ご両親が音楽家であること、恵まれた環境が功を奏して中学校の吹奏楽部でも大活躍。
関東大会まで行けたことは素晴らしい思い出になったことでしょうね。
そんな彼と中学3年生3月まで、レッスンの日々を重ねてこれた私は本当に幸せでした。
お別れは寂しかったけれど、これから始まる新しい生活は大人への階段にどんどん近づいていく大切な時間。ピアノが息抜きの時間になってくれるかな?
嬉しいこと
大変なこと
いっぱい経験して、素敵な青年になってまた会えたら・・・
今まで通ってくれて本当にありがとう!
私の精一杯の感謝を込めてひいた曲は
Astor Piazzolla の Ave Maria~Tanti Anni Prima~
元気でね
また会いましょう。
ピアノの生徒さんが最後のレッスンの日に送るもの
横浜市旭区南万騎が原徒歩7分アンピアノ教室赤松靖子です。
気づけば3月もあと数日。あっという間でした。
3月と言えば毎年誰かしら卒業していく生徒さんがいます。
最後のレッスンに向けて、3月は今までのまとめを話しながら生徒さんとの思い出を振り返っています。
中学生とは、もう半分大人なので、本人と直接その思い出を語り合い
小学生とは、振り返りながら何を学んできたのかについてお話しています。
そして、ずっとそばでピアノのサポートをしてきてくださったお母さまに1曲演奏のプレゼントをしてもらっています。
全員それができればよいのですが・・・
みんな同じではないので
数年前から私から思い出の1曲をプレゼントしています。
生徒さんが発表会で弾いた曲がほとんどなのですが、私がアレンジしたおすすめ曲を聴いてもらうことも。
たくさんあるピアノ教室
先生方、どんな最後の日を迎えていらっしゃるのかな?
何か思い出の品物とか?もあるのでしょうか。
私は無形文化財である音楽を教えているので
プレゼントも形のないものをあげる、という考えがあってこのようにしています。
今年は小6、中3の生徒さんとのお別れがあり4曲準備しました。
長くなるので、一人ずつのエピソードを添えてブログを書いていこうと思います。