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ピアノレッスンで考える力を伸ばす~横浜市保土ヶ谷区からお越しの4年生の生徒さん(男の子)
横浜市旭区相鉄線南万騎が原駅徒歩7分、音楽の基礎を繰り返し学び(スパイラルラーニング)考える力を育てるピアノ教室
アンミュージックラボ赤松靖子です。
私のお教室の特徴と言えば「考える力」を伸ばすことですが、それっていったいどういうこと?
と、思われる方も多いかと思うので今日はそれについて実際のレッスンの出来事を例にしながら書こうと思います。
横浜市保土ヶ谷区から通ってくださってそろそろ3年目になる男の子の生徒さんはこの春4年生。
昨年からインターナショナルに編入した国際色溢れる環境の中にいます。
英語オンリーの学校にもだいぶ慣れてきたようなので教材(ピアノアドベンチャーの英語版)はテキストに書かれた英文をそのまま読んでレッスンしています。
先週のレッスンで、ドレミファソラシドはイタリア語でCDEFGABは英語で、それをそのまま読み方をを変えるとドイツ語で・・・
という話をした時、突然言ったことに驚きました。
「日本にもともとあったものって、ないんじゃないの?」
「確かに、音楽はヨーロッパやアメリカから輸入してるしね」と私。
「漢字だって中国だよね」と生徒君。
「それは、学校でいろんな国の人に囲まれているから思うのかな?すごいね!」
「いや・・・そういうわけじゃないと思うけど。急に、思った!」
確かに、今着ている洋服はもちろんスポーツも外国から入ってきたジャンルの方が圧倒的に子供たちには身近ですよね。
日本にもともとあるものって何?
そんな彼の疑問から、その日のレッスンは「文化」について話しあう時間がプラスされました。
これはわたしにとっても初めてのタイプの「考える」レッスン。
ピアノレッスンで文化について考えるってすごいなと私はレッスンが終わってから嬉しくなりました。
子供たちの素直な疑問に、とことん向き合って、答えは出なくても「考え続けること」は大切です。
なんで、日本独自の文化が今少ないのか?
このままでいいのだろうか?
ピアノレッスンでピアノが上達すること以外にも、こういった気づきはとても大切だなと思います。
生徒君のことをめちゃくちゃ褒めたら^^恥ずかしそうでしたが
そのあと弾いた曲はいつもより真剣な表情で集中して弾いていました。
コーチングで言う「承認」の欲求が満たされたのでしょう。
こういった何気ない会話で、大事なことを見逃さない積み重ねが子供たちとの絆を深めていると思います。