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子供たちの豊かな感性を育てるためにピアノの先生ができること
横浜市旭区相鉄線南万騎が原駅徒歩7分、音楽の基礎を繰り返し学び(スパイラルラーニング)考える力を育てるピアノ教室
アンミュージックラボ赤松靖子です。
発表会のビデオは3週間ほど編集に時間が必要だそうでしばらくオアズケなのですが
出張レッスン教室瀬谷区阿久和にあるエデュカルの吉村さんから貴重な何本かをいただきました。
今年高校2年生になったW君と、大学1年生になったHちゃん。「オオっ!」と思わず撮りたくなるくらい素敵でした。
自分が選んだ曲をピアノで表現し、頭の中にあるイメージを映像で見事に表現していました。
言葉はなくても、音楽と映像で思いが伝わることをその空間にいた多くの方が感じていたはずです。
2人ともピアノを続けていてよかったね!と心から思いました。
振り返ると、、、
日記には書けないくらい様々な思い出があります。
良いこともあったけれど、大変だったことも同じくらいありました。
何が大変って
2人とも個性が強すぎたんです。
なので、レッスン中もお家での宿題も、素直に言うことを聞いてもらうためにあらゆる工夫をしました。
工夫の1つには
「目標」を持ってもらう事がありました。
これは個性的なお子さんには一番効果があるなと私は思います。
Hちゃんはコンクールに小学3年生くらいから毎年何かしらチャレンジしてもらい、結果もしっかりと出してくれました。
W君はピティナピアノステップに年に1回は出てもらっていたと思います。
その合間に発表会やクリスマス会もあったので、いつも何かしら目標を持って練習してきました。
多分、目標がないと練習にすぐ飽きてしまうタイプ。
もちろん、基礎ができているからできることなのですが
基礎ができていても、ピアノはさらに日々コツコツ練習しないと成長できないという本当に大変な習い事なんですよね。
なので、ピアノをたくさん弾いてもらうためにはコンクールが2人にはピッタリな目標でした。
そのおかげもあってか?
人前での演奏はどんどん磨かれていきましたね。
元々そういった光るものがあったのですが、その輝きをどんどん増していった感じです。
感性が豊かな2人なので、とにかく言葉かけに気をつけながら(本人は全くそう思っていないでしょうけれど)
ピアノが嫌いにならないようにそれだけを心がけてレッスンしていたことを思い出します。
一人ひとり、みんなが素敵な感性を持っています。
それに気づくまでじっくり観察をして、「これだ!」と思ったらどんどん伸ばしてあげます。
気になるところは、目をつぶって見ないふりをする。
それが大切なのでは?と思います。
こうして卒業後もピアノ教室に戻ってきてくれるなんて、あの頃頑張ってよかった!
Wくんは耳コピでYoutubeを聞いて(見て)弾いて楽しんでいる。
Hちゃんは弾き語りでピアノを楽しんでいる。
そうなんです・・・二人とも楽譜を読んで弾くことが好きじゃないタイプ。
でも、楽譜通り弾くだけがピアノではないですからね!
自分が楽な方法でピアノを楽しめればそれが一番良いと思います。
いつか、突然ショパンが弾きたい!となったら、その時はきっと楽譜を読むスイッチが入って弾けるようになるはずですから。
2人と出会って10年以上・・・
人生の半分以上も知っているなんて、もはや我が子のようでなんだか不思議。
子育てと同じで「待つ」ことが大事なんだと思った二人の演奏でした。