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ニューイヤー・サクソフォンコンサート~銀河鉄道の夜~
横浜市旭区相鉄いずみ野線南万騎が原駅徒歩7分、考える力を育てるピアノ強室アンミュージックラボ赤松靖子です。
晴天が続き過ぎてカラッカラでしたが、少し雨が降って乾燥にストップ!がかかりホッとしましたね。
ちょうど、コンサートの日は冷たい雨が降った土曜日でしたが、初めて行ったトッパンホールは満席のお客様でいっぱいでした。
チケット発売日を待って買った「銀河鉄道の夜」
購入したのは10月だったでしょうか?
待ちに待った初めてのサックス五重奏+ピアノという編成のコンサートでした。
巨匠須川展也さんをはじめ、國末貞仁さん、福井健太さん、神保佳祐さん、山田忠臣さんという日本を代表する演奏家さんに加え、ピアニストは小柳美奈子さんという
新年にふさわしいゴージャスメンバー。
と、私は石川亮太さんにお聞きしていたから知っていたものの、実際サックスの世界はよく知らないんです^^;
なので、コンサートではサックスの音量にまず驚き!デカっ!!
音色がジャズとは全然違う!!(当然でしょうか)
こんなに柔らかく、あでやかな音色が出るんですね!
一緒に行った大人の生徒さんと、初めての経験にあれもこれもびっくりでした。
プログラムは3部構成で、1部は映画音楽など聴きやすい選曲、2部は長生淳さんという作曲家のちょっと難しめな曲
そして、3部が「銀河鉄道の夜」でした。
宮沢賢治の作品は有名どころを大昔読んだ記憶はありますが、内容はうっすら・・・
楽しむためには事前にネットで調べなければ!と、あらすじだけは頭に入れておきました。
それでも、会場限定販売のCDを開いてライナーノーツを読まなければ、冒頭からウルっとくるなんてことはなかったと思います。
「けれども
ほんとうのさいわいは
一体何だろう」
※CDより抜粋
物語の中にも出てくるこの一文が作品のテーマだということ
読んだのに記憶になく
この年齢だからなのか?
メチャクチャ心に刺さりました・・・
発表のゲスト、石川亮太さんが作品の台本と作曲をされたなら、ぜひ聴いてみたい!
10月にチケットを買ったきっかけは、そんなわりと軽い気持ちだったのですが
行ってよかったと心から思いました。
優しく包み込むような温かさと、せつなさとを併せ持ったメロディは、情景が浮かんでくるようです。
ピアノの小柳さんは、台本を全部暗記しながらピアノ演奏もなさるというスーパーウーマン!!
美しく繊細なピアノの音色はサックスの太い音色と溶け合っていました。
私がクラシックのサックスコンサートに行くなんて!石川亮太さんと出会わなかったら一生(大げさでなく)なかったと思います。
人との出会いと、音楽との出会いは私にとって同じくらい大切で、自分を高め、豊かにしてくれるものです。
アンコールの「見上げてごらん夜の星を」石川亮太さん編曲も素晴らしい美しさで
興奮を抑えきれず、帰り道は一緒に行った大人の生徒さんとコンサートの話が尽きなかったです。
文学と音楽がコラボレーションした素晴らしいこの作品を、ぜひ、もっともっと多くの方に聴いていただきたいなと
新たな新年の目標ができました!
今年もコンサートを1つでも2つでも行うことが私の目標
がんばるぞー!