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ピアノを習ってみたい気持ちを大切にすると
横浜市旭区相鉄いずみ野線南万騎が原駅徒歩7分、考える力を育てるピアノ強室アンミュージックラボ赤松靖子です。
今週は大寒波が来るという予報ですが、昨日から既にかなり冷え込んでいますね。
外は寒くても、毎週のレッスンには腕まくりしてくる男の子さんもいて、子どもって本当に元気!エネルギーの塊だって思います。
そんなにすごいエネルギーを持っている子供達には、それを好きなことに思い切り注ぎ込んでほしいと常々考えています。
今日のタイトルがまさにそれで、「ピアノを習ってみたい」「音楽ってどんなこと?」
そういう素直な気持ちが芽生えてくるのを待って、ピアノのレッスンを始めることはとても大切です。
そういう時期が訪れたタイミングでお教室を訪れてくれたお子さんは、ぐんぐん芽を出し、基礎はあっという間に吸収してしまいます。
練習も自分から進んでやるので、ご家族のストレスもなし!なんです。
どんなに小さくても
「好奇心」「興味」「憧れ」
は、心の中に芽生えています。
それを感じた時点で始めた方が良いという方針に変化しています。
以前は・・・
ピアノを上達させてあげなければ申し訳ない!という責任感に駆られていて
「名曲が弾けるようになる」ことを最優先したレッスンでした。
ピティナピアノステップに参加してもらったり、コンクールを目標にしたり、「ピアノを美しい音色で弾く」ことにこだわっていました。
今は
長く音楽の知識が残る方を優先しながら子どもたちが自然に弾けるようになることを優先してレッスンをしています。
成長するにつれ忙しくなって、ピアノから遠ざかってしまう日が来ても
「知識」は残ってほしい。
今、繰り返し子どもたちに伝えることは、音楽の基礎知識、歴史、感じ方。
まだまだ音楽の経験値が少ない子どもたちには、「知る」「覚える」「理解する」そして最後に「弾く」とい順番でレッスンしています。
基礎知識となる土台を作ることが先になるため、ピアノを弾くのはゆっくりペースですが、ピアノや音楽に関心を持っているお子さんにとっては
全てが新しい学びの世界で、「弾ける」より「わかる」ことは楽しいようです。
今、大切にしている「知る」の中には作曲家調べが入っています。
これが本当に大切なことだと思っています。
偉大な作曲家あってこその音楽。
(もちろん、演奏家も同じくらい大切なので次はピアニスト調べかも)
1年生でも、図書館で本を借りて、調べたことをノートに書いてきてくれています。
そろそろノートがいっぱいになるお子さんも。
こういうことも、ピアノや音楽に関心が芽生えているからこそ進めることができます。
「ピアノを弾いてみたい」
小さな好奇心の芽を大きく伸ばすことが私の指導者としての役目です。
様々なアプローチで、その芽を大切に伸ばし成長させ、長くピアノが続くレッスンを心がけています。
ピアノ教則本ハノンをレッスンで使う場合
横浜市旭区相鉄いずみ野線南万騎が原駅徒歩7分、考える力を育てるピアノ強室アンミュージックラボ赤松靖子です。
前回のブログにはアメリカンメソッドについて書いたので、その流れでテクニクをつけるための教則本は
何を使っているかについて今日は書こうと思います。
私の生徒さん場合は、前回ご紹介したアメリカンメソッドとして一番今使っている「はじめてのピアノアドベンチャー」
このシリーズがAからCまで、3巻が終了すると同時に「バーナムピアノテクニック導入」を始めます。
年齢は小学生以上が基本です。
バーナムのシリーズは5巻まであるのですが、だいたい3巻まで進めば十分と今までは判断していました。
が、最近は2巻までか1巻で終えてしまうことも時々あります。
お子様の様子を見ながら決めますが、ただ指を動かしているだけでは身につかないので「そろそろかな。。。」と思ったら切り替えます。
ヤマハから出ている新WAKUWAKUピアノテクニックか、こどものハノンに進みます。
※補足ですが、バーナムは必ず最後まで一度ひいたら、もう一度最初に戻って2周目をまた始めるというやり方をしています。
ですので、2周終える頃は、たいてい3年生に近くなっています。
中には大人と同じハノンに勧める生徒さんもいらしゃいます。最近の話ですと、ママが使っていた細かい音符だらけのハノンを持ってきていただいて、それをこれからやる!という生徒さんもいます。
ただ、3年生くらいになれば弾くことはできるのですが、どうしても指を動かすだけになりがちです。
それは困るな・・・と思っていたところ
ピアノアドベンチャーシリーズの著者でられるフェイバー先生のとても素晴らしい動画を見つけました。
これを見ながら練習すると、先生の美しいフォームを繰り返し真似することができますね。
家での練習が大切なピアノなので、Youtubeのこういった有効活用は積極的に取り入れたいと考えています。
ピアノアドベンチャーシリーズのハノンも出版されていまして、各ページにQRコードがついていて、それを読み取れば練習サポート動画に飛ぶようになっています。
ピアノを習いに行かなくなっちゃいそうですが^^;
でも、やっぱりリードしてくれる人の存在は続けるためには必要かなと私は思うので
動画をリアルレッスンをうまくミックスさせれば、とても良い道ができるのではないかな?と思ったりしています。
私が子どもの頃は苦痛だったハノンですが、やっぱりピアノの上達にはとても大切なテキストだと思います。
テクニックをしっかりつけて、名曲や速い曲も弾けるようになってほしいです。
アメリカンメソッドって何ですか?~横浜市泉区緑園からお越しの年長さん(男子)ママからの質問~
横浜市旭区相鉄いずみ野線南万騎が原駅徒歩7分、考える力を育てるピアノ強室アンミュージックラボ赤松靖子です。
先日、入会したばかりの6歳(年長さん)男の子くんのレッスンに付き添いで来てくださっているお母様が、帰り際にこんな質問をされました。
「ホームページに書いてあったアメリカンメソッドというのは、どういうものなのでしょうか?」
はい!それはですね・・・と、そこから10分くらいお話させていただきました。
「テキストについて聞いたりしてすみません・・・」
と、おっしゃっていましたが、私達ピアノ指導者はこういう質問を嬉しい!と思う先生の方が多いと思います。
私たちにとって教材研究はとてもとても重要なことなので!お話したいこと、たーくさんあります。
まず、アメリカンメソッドの一番の特徴は楽しく音楽の基礎を「学べる」ことです。
テキストは可愛いイラストが華やかで世界の様々な音楽で溢れている楽しさいっぱい!
ですが
実は最初から音階についてや、発想記号(強弱やテンポ)について学んでいきます。
移調、即興演奏、音階、カデンツ、コードネーム、音楽の形式、作曲家の紹介。
可愛いテキストとは裏腹に、中身はとっても濃いです。
次の特徴は、どの課題曲もとても弾きやすいことです。
子供たちにとって「弾きやすい」ことは大切です。
家での練習がとても楽にできます。お母様の力を借りて、傍についてみているなんてことをしなくても自分の力で練習できるのです。
もちろん、4歳、5歳さんですと、一人で全部は難しい面もありますが
私の生徒さんは5歳くらいになれば、練習のサポート音源をママのスマホで操作してチャッチャと弾いているそうです。(テンポも自分で変えている!)
実は、このテキストを最初に勉強した時は、簡単すぎるなぁ・・・と思ったのですが、今はそれが子供たちにはとても大切なことなんだと思っています。
「簡単」ではなく「自分の力で弾ける」という考え方に今はたどりつきました。
もう一つの特徴はドレミ・・・はイタリア語なので、それをABC・・・で言えるようになります。
その後出てくるコードネームもすんなり覚えられます。
今、在籍している生徒さんのほとんどがコードネームはマスターしているので、メロディにコードがついている楽譜を見て両手で演奏できます。
これができると、学校で音楽の時間が楽しく過ごせるようですよ!
最近は音楽の教科書を持ってきて、弾き語りの練習している生徒さんもいます。
アメリカンメソッドを私が学んだことで、生徒さんが生き生きしているなと感じています。
この大元は、ペースメソッドを作られたペース先生です。(私も嘗ては会員として勉強していました)
ペース先生のお弟子さんがバスティン、ギロック、グレンダ・オースティン・・・などなど、名だたる有名な先生方で
ピアノを習っている方なら、一度は聞いたことがある名前ではないでしょうか?
素敵な曲や教則本がたくさん出版されています。
ギロック先生の曲も、弾きやすいけれどとってもエレガントなのが特徴ですよね!
と、つらつらと思うままに書いてしまいましたが伝わったでしょうか💦
ここで、1つ大事なことを最後に書きますが・・・
これほどアメリカンメソッドを推奨している私ですが、生徒さんが4年生くらいになった時に方向性を見直します。
「名曲が弾いてみたい?」という質問をします。
答えが「はい!」なら
ここでブルグミュラーやツェルニーなど、ヨーロッパのテキストに進路を変えます。
「エリーゼのために」や「トルコ行進曲」を弾いてみたい生徒さんは、やはりテクニックや読譜力を強化するためにも王道は避けて通れる道ではありません。
そういえば・・・
先日
ピアノを習ったことがない小学4年生のお嬢さんのお母様から
ドビュッシーの「月の光」を1回レッスンしてもらえますか?という問い合わせいただきました。
ピアノは独学で今まで練習してきて(すごい!!)ブルグミュラーを少し弾いているとのことでした。
私のお返事は・・・
いろいろ考え方はあると思いますが、未来あるお子様にはやはり堅実な道を歩んでほしいなというのが私の答えです。
ピアノの道は、1つの道でできているわけではなく、先生と、ご家族と一緒にあっちへ、こっちへ、時々止まったり、戻ったりしながら作っていくもの。
技術(弾けるようになる)はすぐには手に入らないし
歩んできた道(成長)は目に見えない習い事です。
だからこそ、価値がある。
そこに価値を感じていただける方と、これからもご縁があると良いなと思っています。
アメリカンメソッドから話がだいぶそれたまとめでした(笑)
2023年スタートしました!アンピアノ教室を今年もよろしくお願い致します。
横浜市旭区相鉄いずみ野線南万騎が原駅徒歩7分、考える力を育てるピアノ強室アンミュージックラボ赤松靖子です。
年末年始、晴天が続き良いお正月をお迎えのことと思います。
我が家は昨年義母、義兄が他界し喪中のため新年のご挨拶を控えさせていただきました。
今年も健康で明るく過ごせますようにと、いつもの神社へ御参りにも行ってきました。
娘、獅子舞を見ていたらこんなことに!!
獅子舞に噛まれることで、邪気を食べてもらえるとか厄除けの効果があるようですね。
元旦はとても穏やかに過ごせたのですが、3日に父の体調が悪いと近くに住む母から電話があり慌てて駆けつけると・・・
と、そこからあちこちの病院に電話をして救急車を呼び、私も付き添いで乗って病院まで行って・・・と大変なことになってしまいました。
結果、ひどいめまいだったとの診断で今は落ち着きを取り戻しています。
90歳近い父は、とても慎重な性格なので体調が悪いと大騒ぎです。
これから先、こうやって実家に行くことが増えてくるのかなと思い、ため息をつきながら自宅に帰ってきました。
そんな2023年のスタートですが、昨年コンサートの企画で忙殺されほとんどピアノを弾く時間が取れなかったので
今年は自分がピアノを弾く時間を取り戻そうと思っています。
ピアノ教室の生徒さんについては、4月になると卒業してしまう生徒さんもいらっしゃるので若干名の募集かなというところです。
年齢的に、15人がマックスです。
一人一人の生徒さんを子育てするように丁寧に接するレッスンをモットーにあと数年頑張るつもりです。
ピアノ教室と並行しながら、カリンバレッスンや音楽講座、コンサートまではいかなくても、何かしら楽しい音楽の企画はしたいと思っています。
そして!
2023年の目標は、SNS(Facebookやインスタ)をなるべく減らす方向に持っていくことです。
やっぱり、ブログをコツコツ更新するのが一番という考えになりました。
横浜市旭区、大池公園近くや、相鉄いずみ野線の南万騎が原駅近くでピアノ教室やカリンバ教室をお探しの方は
ぜひ、アンピアノ教室へお越しくださいませ。
体験レッスン(有料)でお会いできますこと楽しみにしております。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
ピアノの体験レッスンについて私が思う事
横浜市旭区相鉄いずみ野線南万騎が原駅徒歩7分、考える力を育てるピアノ強室アンミュージックラボ赤松靖子です。
2022年12月18日(日)出張教室エデュカルをお借りして開催したエデュカルのクリスマス会。
たくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました。
当日のレポートは改めて書くとして・・・
今日はこのイベントを企画して気づいたことを書こうと思います。
まず、リトミックとピアノレッスンは似ているようで違うということが明らかになったということ。
なにがそんなに違うかというと・・・
「ピアノの体験レッスン」はお子さまがピアノという楽器に興味がないと「楽しめない」ということです。
鍵盤の白いところと、黒いところを弾いてみて、音の違いに耳をすましたり
黒鍵の2つと3つを見分けたり
鍵盤の左右、どちらが高い音でどちらが低い音かを理解したり
自分から進んでやらないと、音の違いに気づくことや、頭を使って考えて黒鍵を見分けたり
音の高い低いが声の高さと似ていることを知って、実際に音を出して楽しんだり
全てにおいて主体性が求められているんだと、改めて思いました。
自宅教室でずっとレッスンを行ってきた私にとってそれは大きな気づきです。
なぜなら、マンツーマンレッスンを行っている私の教室には「ピアノに興味を示したから体験にきました」
という生徒さんばかりだからです。なので、体験レッスンで戸惑うお子さんはいませんでした。
もう一つ、これはいつも体験レッスンで私が大切に考えていることですが
先生の話をよく聞いて、これからやるべきことに行動を起こしたり質問に答えることができるか?ということです。
ピアノに興味があっても、先生とのやり取りがスムーズにいかない場合はもう少し月齢が進んでからの方がお子さまもストレスなく始められます。
よく、3歳、4歳を耳が育つ大切な時期という文章を目にしますが、私はそれはお家でご両親が意識して音楽をかけたり、歌ってあげたりすることで十分養えると考えています。
エデュカルのクリスマス会では、そんなことを感じながら初めての1歳3歳さんに向けて、グループレッスンをやらせていただきました。
初めての1歳、3歳さんは、ピアノの前に立ってもピアノの鍵盤より背が低くて、よちよち歩いている姿が可愛かったです。
保護者の皆様はには、ぜひ、焦ることなくお子様の様子を見ながらベストなタイミングでピアノレッスンを始めていただけたらと思っています。